展覧会

京都・平戸橋

河村 喜太郎 陶の世界

2013年5月10日(金) 矢印 6月2日(日)

10:30~18:00[月・火休廊]

 

河村 喜太郎先生は東海地区の工芸界に深いご縁があります。
京都時代には"赤土"の結成に中心的役割を果たしつつ、京風の色絵・染付など清新なデザインによる作陶を展開されるも、良質な陶土を求めて愛知県猿投の平戸橋に転じ、創作活動を意欲的にされました。
今展は京都時代の作品と平戸橋での作品を中心に花瓶・壺・食器などを展示いたします。大正から昭和にかけて陶芸を深く探求された"作家の魂"を感得していただきたくご案内申し上げます。

光玄 中林幸雄

京都・平戸橋 河村 喜太郎 陶の世界

PHOTO/高木茂樹 DESIGN/牧野明美

明治32年 京都 粟田で製陶家・河村卯三郎の次男に生まれる。兄は河村蜻山。
大正元年 京都市陶磁器試験場附属伝習所に入所(21歳)
大正 9年 楠部彌弌、八木一草らと陶芸集団"赤土社"を結成。新しい陶芸の運動を興す。
昭和 6年 京都・清水五条坂に陶房を持つ。
昭和12年 第1回新文展 特選(38歳)
昭和24年 第6回日展審査員(第10回)
昭和25年 愛知県猿投町(現豊田市)平戸橋に陶房を移す。
昭和32年 愛知県学術文化功労者として表彰を受ける。
昭和34年 鎌倉(元北大路魯山人陶房跡)に"其中窯"を築く。
昭和40年 備前焼作品を中心に其中山房にて個展 美術出版より「やきものをつくる」を出版
昭和41年 他界。享年66歳

金彩蝶文花瓶

金彩蝶文花瓶

窯変浮線文壷

窯変浮線文壷

国華末広図花瓶

国華末広図花瓶